カンロ飴の歴史とビジネス戦略
カンロ飴とは?
東京都中野区に本社を置き、飴を中心とした菓子を製造する日本の食品メーカーである。キャッチフレーズは「ひと粒のメッセージ」。
創業地である山口県光市と、長野県松本市、長野県東筑摩郡朝日村に製造拠点を置く。研究所は東京都江東区に置いている。
社名の由来は、中国の故事から、天から降る甘い露であり、不老不死の薬の意でもある「甘露」(かんろ)に因み、子供たちに親しまれるよう、カタカナ表記の「カンロ」とした。 コーポレート・スローガンは「カンロはお口の童話です」。
引用:Wikipediaより
- 他の飴より2倍の値段
- 一粒ずつの包装
当時、今ほど日本経済が発達していなかったと考えられるので、価格戦略上通常の飴より2倍以上の価格を設定するのはなかなか難しい戦略だったかと思われる。
そこで、消費者から高いというイメージを払拭するために2つ目の一粒ずつの包装を行ったのではないかと考えた。
今では一般的な一粒ずつの包装というのはカンロ飴が日本で一番最初に導入したやり方とのことだ。
これが一般消費者に受け、日本で爆発的なヒットになったとのこと。
商品コンセプトとしても新しいものを市場に投入し、かつマーケティング戦略もものすごい練られたものではだったのではないかということがうかがえる。
また、Wikipediaで歴史をさかのぼっていたところ、
という内容を見かけた。
日本で最大級の財閥企業かつ、販売・物流・海外展開するにはうってつけの三菱商事とも販売代理店契約を結んでいたのだ。
そして、60周年を迎えた今カンロ飴がリニューアルをしたとのこと。
当時、カンロ飴を食べて育った世代が親の世代になった今、カンロ飴を懐かしい商品として食べてもらいつつ、子供とのコミュニケーション、孫とのコミュニケーションを育む食べ物として再度カンロ飴の復興へ動き出しているようだ。
現在でもカンロ飴に代わるような商品と言われてぱっと思いつかないだろう。
今後のカンロ飴の動向を注視していきたいと思う。