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Instagramからわかった各世代のエンゲージメントの違い

先日、LIDDELL株式会社のInstagramにおけるセグメントごとのエンゲージメントの特徴に関する調査結果がPR TIMESで発表された。

prtimes.jp

 

エンゲージメントとは?

SNSを運用する上でKPI指標のひとつに「エンゲージメントがあります。

SNSが双方向のコミュニケーションが可能なことから、ユーザーと運営側の繋がりを測る指標として用いられることも多くなりました。

SNS上での認知拡大や売上最大化を目的に、ユーザーからの共感が重要なポイントになったことがあげられます。

各世代のエンゲージメントの特徴

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引用:

今、インスタグラムに起きている変化とは?リデル調べ『セグメント別フォロワー数とエンゲージメントの関係』から導く見逃せないリアル|リデルのプレスリリース

  1. 10代含む若年層のエンゲージメント
    19~22歳までのユーザー層が「いいね」をする投稿は25歳までのユーザーへの「いいね」が80%超えという結果が出ているようです。

    23~25歳のユーザー層に関しては、19~30歳までのユーザーへの投稿への「いいね」が100%という数字になっています。同世代の23~25歳への反応率は68.6%と70%に迫る割合となっております。

    学生時代は、憧れに対しての「いいね」が多く、23~25歳のタイミングでは同世代へのいいねが集中していることから、実際の友人や繋がりに対しての反応がメインになることが想定されます。

  2. 30代のミドル層のエンゲージメント
    一方面白いのは30代になると「いいね」の反応率が下がるという現象。
    理由は明らかになってはいませんが、ひとつライフステージが変わる時期というのがあるのではないでしょうか。

    結婚を機に「憧れ」や「共感」の場から、「状況把握」の場へと変化を遂げるプラットフォームへと変わっていくためと考えられます。

  3. 40代以降のエンゲージメント
    年齢が高くなるにつれ、「いいね」の意味合いが変わってきます。
    「憧れ」や「共感」を表すものから、「確認しました」という意味合いのものへと変化します。

 

インフルエンサーに起きている変化

https://prtimes.jp/i/11944/139/resize/d11944-139-107302-3.jpg

 

引用:

今、インスタグラムに起きている変化とは?リデル調べ『セグメント別フォロワー数とエンゲージメントの関係』から導く見逃せないリアル|リデルのプレスリリース

 

面白い変化の一つだと感じたのがインフルエンサーの性別による違いだ。

男性と女性のインフルエンサーでは、エンゲージメント率が2倍ほど変わるとのこと。

 

ただ、これは男性のインフルエンサーを使った方がいいですよと言うわけではないかと思います。

 

なぜ変わるのかというのを明らかにすべきだと思います。

 

あくまでも仮説ですが、考えられる要因を記載します。

 

  1. 男性インフルエンサーのフォロワーは女性の割合が多い可能性
  2. 女性インフルエンサーは母数が多く、年代も様々な可能性

上記のことから、「憧れ」・「共感」、「同世代」というメインターゲットになる年代の「いいね」の傾向からずれる事により、エンゲージメント率が下がるのではないかと推測しています。

 

最後に…

人と人の繋がりの指標はまだまだ発展途中であり、変化がこれからあるなと改めて感じたプレスリリースでした。

今このエンゲージメント関連で用意中のプロダクトがあるのですが、やはり良いプロダクトになる可能性が高いのではないかなと感じることもできました。