空気の作り方を読んで
自身が興味を持ったきっかけ
自分自身新卒以来ウェブ広告に携わり、主なアプリのパフォーマンス広告サービスに従事していたが、2016年7月に広告代理店に転職し、ブランディングとパフォーマンス広告の組み合わせの研究をしていこうと考えている。
そんな2016年、年末に偶然出会った本著書を紹介したいと思う。
横浜DeNAベイスターズの初代社長である池田純さんの著書「空気の作り方」である。
空気の作り方って?
空気の作り方と一言で言うと、雰囲気は分かるものの、どうやって作ればいいんだと言うのが私含め、同じだと思う。
世の中にはいろんな商品(サービス)があり、そのサービスを売るために各社様々な広告を打ち出している。
その中で、刺さるものと刺さらないものがあるだろう。
その違いが空気の作り方によると言う話だ。
これだけ情報が氾濫している中、商品を使用(購入、訪問)したりすることで、どのような気持ちになるのかという点が重要ということだ。
それを時と場所とメッセージの3点を最適化することで生まれるものが空気と著書を読んで私は認識した。
そのため、"将来の姿はこう!"という未来が明確にあり、常にそれに付随するサービスを展開していくというのが大前提だ。
ただ、ひたすら自社メディアや広告によって発信するだけでいいのだろうか。
空気を作る場所は?
空気を作るのは誰かということもポイントのようだ。
人はコミュニケーションによって、お互いを理解する。また、コミュニケーションによってお互いの関係値の空気が出来上がる。
つまり、メッセージを発信する側と受信する側両方によって成り立つということだ。
そこで、そんな事例を探してみた。
ここ最近では「君の名は。」、「ポケモンGO」の2つがまさにその事例かなと考えている。
そのうちの「君の名は。」を例に挙げて考えてみた。
君の名は。の場合
新海誠さんの作品は、一部層では有名な作品を生み出す映画監督と知られていた。
個人的には「秒速5センチメートル」が好きでした。
※次世代の宮崎駿とも言われていました。違ったらすいません。
話を戻すと「君の名は」がこのロング大ヒットが生まれる前に様々な空気の作り方があった気がしています。
大きくは上記5点があったそうです。
新海誠作品ファン、RADWIMPSファン、マス層という流れで認知度を徐々に広げていけたことが多いのではないでしょうか。
また、劇中で登場してくる場所の使い方が最も大きかったのではないかと個人的には考えています。
四ツ谷、代々木、新宿といった首都圏を含み、地方の糸守町という全てモデルとなる場所が存在することも観覧後の消費者の話題化に貢献したと思います。
その証拠に聖地巡礼として、上記の新宿のように多くの方が訪れた記録が SNSで検索すると無数に出てくる。
見てもらうための仕掛け、見た人が次見る人を連れてくる仕掛けというのが常に展開されていたことで、大記録を樹立したのではないかと思う。
空気を作り出せることの大事さ
私自身、直近で一番身につけたいスキルがこの"空気の作り方"である。
理由は簡単。
デジタル化が進むことによって、様々な職種が機械に取って代わるという記事は一時期話題になったかと思う。
じゃあ、人間は何をすればいいのかという疑問を問いかけてきたところ、未来の仕掛けを生み出すことということに行き着いたわけだ。
このスキルは、必ず今後必要とされるスキルと思っている。
サービスがどんどん増え続けていく中で、そのサービスを普及させる仕組みによって、勝敗が分かれることもあるためだ。
新年早々、自分の戒めとして書いてみました。
あなかしこ。
読み終わったら、また記事書いてみようと思います。